盤物日記

2013年01月

ボードゲームを始めた頃、面白い協力ゲームがある、と購入した「パンデミック」。
今やっても面白いゲームで、新しくゲームを始める人にもおすすめのゲームです。

そのパンデミックに今年、新しい拡張が出るようです。
Pandemic: In the Lab(BGG)Z-manの記事

アトランタのCDC(アメリカ疾病予防管理センター)で、各種病原菌への予防接種の研究ができるようになり、これを使うことにより感染を下げる事ができるようになります。
しかし、必要な時に十分な量がなければ被害が広がる、といった内容のようです。
CDCの研究所ボードが追加され、そこにコマを移動させることにより、研究できるようです。


これに合わせてか、Z-Manからパンデミックの新版が出るようです。
新版では「Contingency Planner(危機管理計画者)」「Quarantine Specialist(検疫の専門家)」という2つの役職が追加されるようです。
New Role Cards – Old Style(BGG)
Pandemic-NewCard

Contingency Planner(危機管理計画者)
・1アクションを消費することで、捨て札にあるスペシャルイベントカードをこのカードの上に1枚置いてもよい。
・このカードに置かれたスペシャルイベントカードを使ったとき、ゲームから取り除かれる。
制限:このカードに置けるスペシャルイベントカードは1枚まで。手札の一部ではない。

Quarantine Specialist(検疫の専門家)
・あなたがいる都市と、そこに隣接する都市では、病原体のコマは配置されない。(アウトブレイクも起きない)

昨日のゲーム会でCO2の5人プレイをしました。(カメラを忘れてきたので、画像は後日…。)

2人プレイと違い、10年紀ごとの手番が2回になってしまうので、全然プレイ感が違います。
なんとか敗北は免れましたが、やはり何が最善手なのかよくわかりません。

5人プレイをやってみての感想は、非常に高いインタラクション性を持つゲームだな、です。
やれることが少ないため、相手4人すべての技術リソース、資金、エネルギーの専門度と
敗北条件までの時間を考慮した上で、次の一手を決める必要があります。

他の方からはパンデミックを複雑にして、勝敗が入った、という評価もありました。
そういった協力ゲームの面もあるためか、近頃始めた方からも評判もよかったのはありがたかったです。
日本ではなかなか手に入れにくいのが残念なところですが…。

プレイ感は軽い(※)のに、かなりやりこみ甲斐がありそうな、良いゲームです。
※プレイ時間は重めです。


<追記>
一応、現時点では米アマゾンでFunagain Gamesが郵送してくれるようです。(リンク)
私は何度かFunagainから購入しており、問題はありませんでしたが、
個人輸入は自己責任でお願いします。
ルールブックはBGGで公開されていますが、元ルールがわかりにくいので和訳もわかりにくいです。
連絡をいただければサマリをご提供いたします。

アグリコラを楽しくプレイするために、英語版のカードを買うたびに全カードの和訳カードを作成しています。
せっかくの英語が読めなくなるのでシールを貼るのは避けたいですし、タイトルも和訳しないと雰囲気が出ないので、和訳イメージを作成し印刷して裁断、元カードと一緒にスリーブに入れて、使用しています。

1デッキ分製作するのに丸1日かかってしまうのが大変ですが、いったん作ってしまえばあとは楽しくプレイできます。

Agricola-JapaneseCards

これでG / WM / NL / FL / WA / Pi / Z / F が全部和訳できたので、後はプレイするだけです。
元の E / I / K、プレミアムグッズのO / Cz / X も全部混ぜて、4人くらいでプレイしてみたいものです。
泥沼はF以外が対応していないので、一緒に入れると小さな進歩どうするか悩みますが、これも入れてやってみたいです。
誰かやってくれないかなー。

予約特典だったカードが届いたので訳を掲載します。(一部意訳)

■「北極」地域の追加
「北極」を表す新しいカード(E3)を追加します。
このカードは、北極の、1つだけのエネルギー需要マスとなります。

北極は1980年代(第2の10年紀)のエネルギー供給時に追加されます。
直ちに汚染レベルを20ppm増やし、以降、10年紀が1つ進むごとに10ppm増やします。

北極に発電所が建設されると、汚染レベルが10ppm下がります。

北極も1つの地域として扱います。
北極に発電所を建てるためには、北アメリカ・ヨーロッパ・アジアのいずれかに導入されたプロジェクトを使います。
北極に発電所を建てたプレイヤーは、北極の地域のコントロール権を得ます。

北極のコントロールを得たとき、マーケットから1つCEPを得ます。
同様に、各10年紀の終わりに北極のコントロール権を持つプレイヤーは、マーケットから1つCEPを得ます。

北極のコントロールは、プレイヤー間を行き来することがあります。
あるプレイヤーがいずれかの発電所を建てると、古い発電所は停止します。
停止した発電所は、そのまま北極カードの近くに配置しておきます。権利を示すチップは乗せたままです。
この停止した発電所も、企業目標や国連目標の計算時に数に含めます。

■新しいイベントの追加
「氷河融解」イベント(E1)が発生するようになります。汚染レベルが450ppm以上になったときに、1度だけ発生します。
「氷河融解」イベントでは、1つも発電所を建てていない地域すべてに、技術リソースを1つずつ提供しなければなりません。
この地域には北極も含まれます。

通常のイベント時のルールと同じく、もし技術リソースが足りなければ、1つにつき2勝利点を失います。


■新しい企業目標カード 
E2:北極に建設された発電所1つにつき4勝利点。誰の発電所でもよい。(上限16) 


CO2-ArcticExpantion
 

CO2を嫁と二人でプレイしてみました。

各地のエネルギー需要に対応しつつCO2を削減しよう、というゲームです。

1970年代~2010年代を10年単位で行います。(=5回分)
各年代でプレイヤーは2~5回の手番を行います。
(人数が多いと手番が減ります。2/3/4/5 人のとき、5/4/3/2 回)

1手番では以下のアクションを行います。
 [必須、いずれか1回] プロジェクトの提案 / プロジェクトの導入 / 発電所の建設
 [任意、それぞれ1回] 科学者の移動 / 炭素排出権(CEP)の売買 / カードのプレイ

プロジェクトを提案→導入→発電所の建設をする、というのが主なゲームの流れになります。


ゲーム中盤の画です。
CO2-20130119-1+

私はCEPを集めつつ、それぞれの地域で発電所を建てています。
CEPはゲーム終了時にその時の値段で売却でき、$2で1点となります。
嫁は専門度 (=収入+得点源) が私より高めで、現金が多めです。


そのまま私はCEPを集めていき、嫁は専門度と地域のコントロール権を狙っていき・・・

ゲーム終了時の画です。
CO2-20130119-2+

コントロールは、地域に多くの種類の発電所を建てた人が得ます。
同じ場合は価値の高いエネルギー源を建てている人となります。

気づいたら、6地域のうち5地域が嫁にコントロールされていました…。

私は予定通りCEPを確保し計25個になりましたが、価格も4から2まで低下

専門度も5分野中3分野で敗北。
専門度が1位の人のみ(2人プレイ)、各ラウンド開始時とゲーム終了時に収入が得られます。
(3人以上の場合は1位または2位が得られます)

結果的には、169対128で、私の敗北です。
ってか、なんで2人プレイで5地域もコントロールされてしまったんだろう。


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2戦目はいい感じに進めていましたが、結果的にゲームに敗北しました
汚染度が500ppm以上になると、全員敗北となります。
CO2-20130120+

開始時の化石燃料発電所が4つ石炭(高汚染)という状態だったのに、
「もうちょっと勝てるようにプレイをしよう!」と思っていたのが敗因かもしれません。
初回の印象が、ほぼ敗北終わりはないなー、と思っていたので油断しました。

専門度はちょっと負けていますが地域コントロールはちょっと優位だったので、残念です。


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久々に何をやったらいいのか、よくわからなくなっています
基本的には手番に1回、提案/導入/建設するだけなんですが・・・。

2人プレイだと専門度が最大まで行ってしまうことも多そうですが、
4人プレイだと自分の手番になったときに、まったく状況変わってそうですし、楽しみです。

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