盤物日記

2014年12月

小さい布地を継ぎ合せて作るパッチワーク。
これを題材にしたゲームをローゼンベルクが作っています。

 patchwork_20141223

















シンプルな2人用ゲームで、システムはタイムトラック+テトリスです。

ルールは簡単で時間もそれほどかかりませんが、悩む要素もあり楽しめます。
あとは絵柄が良いですね。素敵なパッチワークを作ってる感じがします! (と言っても実際には作ったことはありませんが)

2プレイしました。2回とも負けました。
1回目は-15点 対 22点とシステムを理解していない負け方でした…。7x7を完成すると7点になるのですが、結構空きマスが出るものと思っていました。
2回目は9x9を空きマス無しで終わられてしまうという情けない負け方です。もう少し考えれば邪魔できたのに!

是非リベンジせねば!

アルルの丘、プレイしました!

タイルの変換の雰囲気は祈り働けを思い出すなー、という感じです。  
やりたいことはいくつもあるけど、なかなか全部はやれないゲームですね。


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3回プレイしました。
プレイ時間が2時間とありましたが、それほどはかかりませんね。1時間ちょいで終わりました。
ローゼンベルクのゲームで表記より短かったのは初めてです。
むしろ、9ラウンドしかないので、思ったより短い!といった感さえありました。


ローゼンベルクのゲームの定番の食料供給ですが、これはまったく苦しくありません。
どちらかというと丸太・粘土といった資源がなかなか集まらず苦労しました。


得点はそれぞれ、100対95.5、94対112.5、92.5対98.5でした。 
得点方法は大きく分けて建物、商品、動物の3つになるかと思います。

最初2回のプレイでは、建物が圧倒的に強く、動物、商品はイマイチなのかなぁ、という印象でした。
となると微妙かなぁ、と思っていたのですが、特化すると動物、商品も予想以上に点が伸びていました。

それぞれの最高点は、建物53、動物42、商品30.5でした。商品はもう少し伸ばせそうな気がします。

ワーカープレースメントの外で効果のある、運搬車をある程度活用するのが得点につながるな、といった感じでしたい。
序盤から運搬車を活用して進めていけば、120点目指せるのかぁ。

アルルの丘きた~!
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Funagainが全然出さず、イギリスだったら英語版売ってたから買ってきてもらったらよかったなー、と思ってたんですが、テンデイズの抽選で当たりました!

また何度かプレイしたらレビューします!

【カード名】得点方法 (上限得点) で記載します。

【商人】 商品都市の種類ごとに2点 (5種類あれば10点)
安心して10点を確保できるカードです。
なんとなくプレイしていても8点は確保できます。
初期手札の上位互換でもあるため、必ず確保していいカードです。

【入植者】 入植者コマ1個で2点 (6コマで12点)
12点を簡単に確保できるカードです。
入植者コマ数=都市確保力になるため、積極的に入植者コマを場に出してよいと思います。
ただし、入植者コマの数は、入植者カード以外に影響を与えない為、
1枚取るならもう1枚、と、同じカードの枚数を増やす戦略を取る必要があります。
中盤に6人出せれば1枚で11コインを確保できますし、長官よりもよほど優秀です。

【建築家】 レンガ以外の都市1個で1点 (15都市で15点)
15点が狙えるカードです。
ですが、これはドリームであり、トラップです。
自分で建て終わり終了条件を満たさなければ、10点確保すら難しいカードです。

建て終わのためには、相当数のレンガが必要で、
そのためには必ずレンガの都市を建てなければなりません。
15点を目指してレンガを後回しにすると、建て終りの本質である「相手と都市数差」をつける事ができません。

カード自体の効果は強く、2枚目があっても損はしません。
3枚目からは使い勝手が悪くなるため、1枚は買いたいが、2枚目は悩むカードですね。
得点源として考えると【執政官】を確保するのが良いかもしれません。
 

【長官】 属州1つにつき1点 (全属州で10~12点)
狙いさえすれば、思ったより簡単に10点が確保できます。
ただし、長官カードの得点を稼ごうとすると属州に2軒建てる事も減り、カード自体の効果が下がります。
初期2枚あることも考えると、買ったカード自体の利用頻度は下がります。
長官でコイン確保するにも他プレイヤーの動きがなければ大きな獲得はありません。

【外交官】 I:長官 / III:長官 / IV:商人 / V:入植者 と同じ
どのような場面でも有効活用できますので、今の得点源に合わせた色があれば積極的に取りに行くべきです。
序盤の建築家コピー、中盤以降の元老院議員コピーが、もっとも効果的な利用方法だと感じます。

【元老院議員】 10コイン1点
得点は0と考えるべきです。
カード自体の効果は有用ですが、購入できないのでどうしようもありません。
使える限り毎回使い、2枚ずつ買う、というのがコンコルディアで勝つために必要なことだと思います。

【執政官】 建築家と同じ
強いだろうと思うのですが、私自身は、このカードを使いこなせた、と思ったことはありません。
元老院議員を外交官でコピーしたくなってしまいます。
保険としてのカードと考え、1回使えば元を取ったと思うべきかもしれません。

【専門家】
序盤に1枚しか出ないカードであり、15点以上が期待できる、非常に優秀なカードです。
ただし、計画を間違えると5点程度になる可能性もあるため、プレイの方向性を読まれてしまうカードになります。

各専門家の得点上限は次の通りです。(ヨーロッパ/ゲルマニア、イタリア、ブリタニアの順)
 石工:24、21、18
 農夫:21、18、15
 鍛冶:18、15、15
 酒商:20、16、16
 織屋:20、15、15

個人的な順位付けは、農夫>>>石工>>>鍛冶>酒商≒織屋です。

評価の理由は、いろいろありますが、上限得点の狙いやすさ、カード自体の効果、資源の使いやすさが基準になります。

【農夫】 麦都市ごとに3点
農夫は他のカードと比較しても圧倒的に強いカードと考えています。
3軒目でも6コインなので、上限得点が狙いやすいです。
さらに、カードの効果が非常に強いです。

レンガ都市が小麦だけで建つため商人の利用頻度を下げる事ができます。
農夫からのレンガ都市建設だけで、フィニッシャーとしての活躍が十分期待できます。

また、コンボ系がほとんどないコンコルディアで、ほぼ唯一コンボができるカードです。
非常にたちが悪いことに【石工】【農夫】と組み合わせられると、
 農夫⇒レンガ都市建設⇒石工⇒農夫⇒麦都市都市建設
という流れで、すぐに農夫・石工の上限得点を確保しつつ、5軒程度は差をつけて建て終れます。

元老院議員2回の、農夫・石工・後2枚程度の11枚で、簡単に100点を超える事ができます。

入植者でも使用されるため、用途が広いカードです。

【石工】 レンガ都市ごとに3点
上限得点は狙いやすいですが、結果的に建築家の得点が落ちてしまいます。
1都市2点と考えるべきカードで、得点源としては他のカードに一歩劣ります。
しかし、カードの効果が強力です。
レンガ以外の都市を建てる時に必ず必要となるため、4つ程度確保できるようになれば十分に効果を発揮します。
後述する鍛冶・織屋・酒商は、結局商人で売ってレンガを買うことになることを考えると、1手得するカードです。

【鍛冶】 道具都市ごとに3点
上限得点は、頑張れば取れますが、他カードに劣る18点です。
得点が1都市3点と農夫・石工と同じであるにも関わらずコストが増えています。

入植者でも必要なことがメリットの一つですが、入植者数はゲーム終了条件ではありませんので、農夫ほどの期待はできません。
入植者に期待しなければ商人を挟むことになりますので、1手余分にかかってしまいます。

【織屋】 布都市ごとに5点
【酒商】 ワイン
都市ごとに4点
一見魅力的なカードですが、これもまたトラップカードです。
布、酒を全都市確保することは難しく、その場合の得点は上限が15点程度となってしまいます。
また都市数が少ないため数を獲得できないことや、カード使用時は必ず商人もセットになるため、使い勝手が悪い印象です。
織屋に至っては、3都市目が5コインで建つことはほぼないのに、
3都市建てても大長官があればそちらを使うべき、というカードになります。



コンコルディアは最初は何をしていいかわからなくなってしまうゲームですが、勝つためのポイントとして、この2点を挙げたいと思います。
 
カードの得点を生かす
買ったカードは必ずそのカードは10点にもっていく!
これが最重要です。

得点計算時は、元老院議員が0点と考えると、(枚数-1)×10点程度が期待値です。
カード終わりの場合は、元老院議員を3回は使えると思いますので、手札は13枚。
120点程度を確保できれば、いい感じの勝負になるのではないでしょうか。

終了条件を自分で満たす
コンコルディアカードが7点なので、取られたことを考えると14点差を付ける(縮める)事ができます。
また相手の準備を無駄にする、という事を考えると5~10点程度の得点を阻害するといった潜在的な価値があると思います。

カード買い終わりの場合、カード1枚5~10点と考え、2枚購入すると10~20点、
点差にすれば20~40点差を付ける(縮める)事ができます。
もちろん、他の人が1手番あることも考えるべきです、2軒立ってもよくて10点程度です。
 14 + 5 + 30 - 10 = 39点
1手で約40点差をあける(詰める)ことできる可能性があるため、必ず狙うべきです。

建て終りの場合はカード終わりと違い、相手の得点の伸び代と自分の得点の伸び代を考慮した手を打つべきなので、タイミングが難しい終わり方になることもあります。
①急いで逃げ切る、②余裕があればカードを買う、のどちらかの選択になります。
5軒程度の差があれば逃げ切りで大丈夫ですが、相手が建てたばかりの13軒、といった状況であれば1手でカードが買いに行くべきです。
それでも7点は大きいので、コンコルディアカードを相手に取られてはいけません。

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